矢野浩二は中国で「最も有名な日本人」
矢野 浩二 やの こうじ
【名前】矢野 浩二(やの こうじ)
【生年月日】1970年1月21日46歳
【出身地】大阪府東大阪市
【血液型】O型
【職業】俳優/タレント
【事務所】オスカープロモーション
中国の芸能界で15年間にわたって活躍する俳優、矢野浩二さん。北京で日本の外務大臣表彰も受けている。
矢野さんは日本で役者を目指していたが、2000年から中国に渡って映画などの日本兵役からバラエテイ番組の司会なども行い
中国では「最も有名な日本人」と呼ばれる。日本人知名度はナンバー1と言われている。
「役者の仕事や、大学の講演でメッセージを発信してきたことを評価してもらい、とてもうれしい」と話した。
今年からは日本に拠点を移し、日中両国で活動していくという。日本でも注目されることだろう。
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ヒストリー
19歳で高校を卒業した後、大阪でバーテンダーとして働いていたある日、なじみの客の一人から「こんなところで何やってるんだよ。東京に出て役者になれよ。」と言われたのを真に受けて上京。俳優養成所を経て、森田健作の運転手兼付き人として約8年弱務めた。
日本では、映画『リング0〜バースディ』他いくつかのTVドラマにエキストラ役で出演した後に、中国ドラマ『永遠の恋人』(原題:永恒恋人)の話が舞い込む。5人の主役級俳優のうち、ただ一人の日本人俳優となった。 2000年にこのドラマの撮影のために北京に滞在。その時に再び中国へ行くことを決意。1年後の2001年に単身中国に渡り、中国語を勉強しながら活動を続ける。 中国では明治天皇や日本人の軍人役として有名。他方で2008年8月から、バラエティー番組『天天向上』にレギュラー出演中である。 矢野は同番組の出演により中国雑誌『新周刊』が主宰する2008年度の"最優秀娯楽番組司会者賞"を受賞する。
2006年夏、共同通信ニュース及び各社外電版は矢野について、「Actor unknown in Japan becomes best-known Japanese actor in China( 日本で無名の俳優が中国で最も有名な日本人俳優になった )」と報じた。
2006年、役柄に抵抗感を抱くようになり思い悩んでいたある日、急に『大刀』の監督から食事に誘われ「鬼子を演じるのは、もうやめなさい」 と言われ“鬼子役者”としての活動にいったん終止符を打つことになった。それから半年間、仕事は一切なくなったが、2006年の暮れからバラエティー番組へも進出するようになり、それが役者としてのイメージチェンジにも繋がり、その後はさまざまな役にめぐり逢うことになった。コメディ物、中国に生まれ育った日本人役、反戦同盟のスパイ、日系企業の総裁、地下党のスパイなど。
2007年10月17日号の「ニューズウィーク日本版・世界が尊敬する日本人100人」の一人に選出される。そして北京五輪の年、上海で2010年に開催される上海万博の特別記念番組として、上海と大阪で行なわれた衛星中継番組では二ヶ国語によるメイン司会を担当、同番組は同年8月に上海メディアグループ系列の東方衛視で中国全土と大阪読売テレビで放送された。
8年ぶりに出演が決まった日本映画『ふうけもん』(栗山富夫監督)は、一部の地域で公開はされたが公式には未公開状態がつづき、公式サイトでも「coming soon」と表示されている状態が続いている。
在中国10年目に当たる2011年の1月22日、『人民日報(国際版・環球時報)』主催の「2010 Awards of the year」で“最優秀外国人俳優賞”を日本人として初めて受賞し、2008年度の最優秀娯楽番組司会者賞と並び、矢野は司会業と俳優業の両方で最優秀賞を獲得した。そんな矢野の奮闘を描いた自叙伝『大陸俳優』(ヨシモトブックス/ワニブックス刊)が2011年秋に日本で発売され、2012年内には中国でも出版化予定。 俳優業では、2011年秋にゲスト出演した『時空の扉(原題:李献计历险记'2011)』が日本で公開されることが決定。
私生活では重慶出身の女性と結婚し、2010年秋に女児が生まれている。
2012年9月18日、外国人記者クラブにおいて古川元久国家戦略大臣より“世界で活躍し『日本』を発信する日本人”として感謝状が授与される。
2013年初頭には、矢野にとって初の日本のテレビドラマ出演となるNTV「金田一少年の事件簿 香港九龍財宝殺人事件」に出演が決定、同作品は香港・台湾の他アジア各国とアメリカでも同時放送された。
2013年7月22日、木寺昌人駐中国大使の要請で、中国を最も熟知している日本人のひとりとして会談した。矢野は両国民ともに、お互いの民族性に対する理解を深めるためにも民間交流の大切さを伝えた。
2013年11月には、『ニューヨークタイムズ』と『CNN』ニュース特集で“中国で最も有名な日本人俳優”としてインタビューを受ける[9]。
2013年と2014年にビデオリサーチが発表した中国版タレントイメージ調査で中国で人気の日本人タレント1位に選ばれている。これに対して矢野は「これも中国のファンの人達の自分への励ましの声だと思う。2国間の問題がありましたが、以前より励ましの声は更に増えたと感じている」と述べている。
2014年12月24日、中国のポータルサイト・百度(バイドゥ)は2014年に検索されたキーワードで、日本に関するキーワードのカテゴリ別ランキング結果が発表。矢野は「男性芸能人」部門で2位。1位は「金城武」、3位は「小栗旬」という結果だった。
2015年1月1日付でオスカープロモーションに所属。
2015年8月19日、日本の外務省より平成27年度外務大臣表彰が発表され、矢野の受賞が決まった。俳優活動、日中交流イベント等、日本と中国との相互理解促進に貢献したという理由。
2015年11月、ジャッキー・チェン主演・丁晟監督のコメディ映画『鉄道飛虎』に出演。 「自分の夢がまた一つ実現しました!幼い頃から憧れていたジャッキーと共演できるなんて、未だに信じられません。これでやっと東大阪の友達に自慢できます!」とコメントした。
2015年12月、自叙伝『夢さえあれば遥かな道のりも怖くない』(原題:有梦不怕路远)を出版。
出典 wiki
山下智博
しかしそんな中国の若者から、絶大な支持を得る日本人がいることをご存じだろうか。中国版ツイッター「微博(ウェイボー)」のフォロワーは60万人超、彼が出演する動画の総再生数は4億2千回(2016年3月現在)。6億人以上いると言われる中国ネットユーザーから熱い視線を注がれているのが、山下智博さん(30)だ。
7:3分けのヘアスタイルに、一昔前のデザインの銀縁メガネの彼が人気の理由は、彼が中国の動画サイト「ビリビリ動画」でアップしている動画。彼は巧みな中国語に日本語を交えながら、日本のオススメスポットや使える日本語会話、日本の文化を紹介する番組「紳士の大体一分間」を毎日更新している。これが中国の若いネットユーザーに大人気なのだ。
1分間の中で、日本の面白い商品や旅行地、流行や若者文化などを紹介し、トピックにまつわる日本語のワンフレーズも学べる、ちょっと紳士な娯楽番組で、中国の主要な動画サイトにアップされている。
それまでも、おもしろ日本語を教える動画シリーズはいくつか作っていたのですが、「紳士大概一分钟」では、尺を約1分(実際は3分程度)と出来る限り短く、そしてテンポよく進むよう構成し、気軽に視聴してもらえるよう、いまの若者のライフスタイルに合わせた番組を目指したのがうけているようだ。