北朝鮮で暗殺に使われている毒針はボールペンや懐中電灯にカモフラージュ!画像あり
2017/02/22
Table of Contents
事件の流れ
2017/02/13午前 故金正日キム・ジョンイル氏の長男 金正男ジョンナム氏が13日、マレーシアで殺害される。
2017/02/15 殺害の実行犯の2人の女は口封じの為にすでに死亡した
2017/02/15午後 殺害の実行犯は6人で(男4、女2)で実行犯の女1人を拘束したとの報道
2017/02/16正午 実行犯女2人を逮捕、1人目の女はホテルで逮捕された
また、もう1人の女も逮捕された
国籍が1人はベトナム、1人はコリア(2人は友達と言っている)
同行していた4人に頼まれて悪ふざけでやったと証言
2017/02/16午後 ・実行犯女、LOLのTシャツの女はベトナム旅券、ドアンティフォン(ベトナムジンネットアイドル)28歳と報道あり
・インドネシア旅券を持つ女、シティ・アイシャ(Siti Aishah)容疑者(25)を逮捕。
・アイシャ容疑者の友人である26歳のマレーシア人の男、ムハマド・ファリド・ビン・ジャラルディン(Muhammad Farid Bin Jalaluddin)容疑者を逮捕
2017/02/17午後 殺害に加わったとされる、北朝鮮国籍の男1を逮捕
2017/02/22午後 北朝鮮の大使館員の関与も疑われている
逮捕された北朝鮮国籍のリ・ジョンチョル容疑者
普段は謙遜で静かな人で、勤務していた会社社長は「今も彼が容疑者だということが信じられない」と述べた
容疑者が勤めていたこの会社は、中国が製造した漢方用品などを輸入してマレーシアなどに販売する製薬流通業者であった。
2017/02/20午後 LOLTシャツの女 ベトナム国籍のドアンティフォン容疑者
北朝鮮との他国の対応
(中国 対 北朝鮮)
中国は制裁措置の一環とて石炭の北朝鮮からの輸入を禁止している
(シンガポール 対 北朝鮮)
北朝鮮はシンガポールの大使を引き上げている
(韓国 対 北朝鮮)
韓国ではジョンナム氏を亡命政府のリーダー
として仕立て上げようとしてた。
北朝鮮はこれを阻止するのが目的であったのではと言われる。
正男殺害の状況
- 正男氏がクアラルンプール国際空港ターミナルで出国ロビーに入る準備をしていた
- 1人(ドアンティフォン)がスプレーで毒物を吹きかける。
- もう1人(シティ・アイシャ)が口にハンカチを約10秒間押し付ける。
- 空港外に待たせていたタクシーに乗り、逃走。
正男氏は事件の直後は自力で医務室に行き、そこで容態が急変した。
毒がまわるまで時間があったようだ。
北朝鮮で使われているた毒針
北朝鮮が使っていた毒針とはどんなものなのであろうか
現在で毒針などほんとうに存在するのであろうか?
こちらの画像か過去に北朝鮮の使われていた毒針である。
こちらは、脱北者アン氏が当初、北朝鮮麗光貿易の元代表金徳弘(キム・ドクホン)氏を暗殺しろとの指令を受け所持していたもので
毒銃2丁
毒針1本
毒薬カプセル
の画像だ。
2011年10月07日記事なので6年前のものだがご覧の通り見た目は完全に偽装していて一目では普通にある代物なのである。
画像はこの時の毒針。
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毒の威力
10ミリグラムの摂取で即死だそうだ。
所持していた毒銃と毒針、毒薬カプセルを鑑定した結果、これらの武器は攻撃された人が即死するほどの威力があった。
毒銃は万年筆形の単発型と懐中電灯形の3発型の2種類。
長さ130ミリメートルの万年筆型毒銃と165ミリメートルの懐中電灯型毒銃はともに有効射程距離10メートル。
ボールペン形の毒針からは11ミリメートルの長さの毒針が飛び出してくる。
毒銃の弾頭や毒針が打ち込まれると猛毒性物質のブロム化ネオスチグミンが人体に注入される。
この物質は10ミリグラムが体内に入っただけで呼吸が停止し心臓まひにより即死することになる。
マレーシア警察では毒を調査しているがいまだ毒を特定できていない。
たとえばオウム真理教がつかったVXガスなども上がっているが、VXガス自体のサンプルも存在しない為判断ではないのではと言われている
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故金正日(キム・ジョンイル)総書記の長男で、正男(ジョンナム)氏が13日午前、マレーシアで殺害された。
報道によると、
と報道されている
こちらも女2人は秘密工作員であるとのこと
故金正日(キム・ジョンイル)総書記の長男で、正男(ジョンナム)氏が13日午前、マレーシアで殺害された。
報道によると、
2人組は、北朝鮮の工作員でマレーシアの首都クアラルンプールでの犯行であった。
正男氏は、金正日(ジョンイル)総書記の長男だが、改革開放志向を持つとされ、金委員長との確執も伝えられていた。
遺体から毒物が検出されたと言う。
【名 前】金 正男 キム・ジョンナム
【生年月日】1971年5月10日 (45歳)
北朝鮮の第二代最高指導者金正日の長男
【生まれ】北朝鮮 平壌
【子】キム・ハンソル
【親】成ヘ琳、 金正日
【兄弟】金正恩、 金正哲、 金与正、 金雪松
【叔父】金平一、 金英逸、 金万一
「胖熊(バンユウ:肥った熊)」のニックネームで知られていた
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錯綜する情報
テレビ韓国
おととい、9時ごろ、クアラルンプールの空港で2人組の女に毒針で刺されたという
中央日報
マッサージをするといい近づいた女に目隠しをされ鵜でに毒針を刺された
時事通信
金 正男氏の頭に化学物質を含んだ布をかぶせた
共同通信
金 正男氏の顔にスプレーを吹きかけ、苦痛を訴え空港の医務室でなくなった
事件の流れ
2017/02/13午前 故金正日キム・ジョンイル氏の長男 金正男ジョンナム氏が13日、マレーシアで殺害される。
2017/02/15 殺害の実行犯の2人の女は口封じの為にすでに死亡した
2017/02/15午後 殺害の実行犯は6人で(男4、女2)で実行犯の女1人を拘束したとの報道
正男氏 暗殺の理由
正男氏は過去に北朝鮮の3世代世襲を非難したことがある。
3世代世襲にもっとも否定的だった金正日がこれを押し切ったのには内部的要因がある
このようなことが原因で、正男氏の北朝鮮の資金源は遮断され
北朝鮮から再三母国に家族全員で帰国するよう召喚命令が出ていたが正男氏は拒否していた。
もし北朝鮮に戻れば投獄か処刑されるのではとの恐れで拒否し続けていた。
正男氏は手紙を送り金正恩氏に許しを請うていたと言われていた。
また、韓国に亡命も噂されており、もし韓国に亡命し北朝鮮へのクーデターや新政権を起こした場合
金正恩にとっては一番の脅威となる。このことを恐れて暗殺を企てたのではないかと言われ
北朝鮮では、これらのことが原因で5年前から暗殺計画を立てずっと狙っていた。
金家系図
北朝鮮の金正恩氏とは異母兄弟にあたる正男氏。
日本にたびたび来るなどしていたが日本で偽造パスポートが逮捕され国外退去させられたことがあり
この件で金正恩氏とは確執をもっていた。
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まとめ
スパイ映画を地でいくようなこの事件
異母ではあるが兄を暗殺した弟
北朝鮮では兄の存在は公にはされていない
これが韓国からの放送などで北朝鮮でも噂になることはあっても市民は口にすることはない。
北朝鮮でも金正日の子、で兄を暗殺したことが判れば正恩氏の進退も関係するが、この事件は表に出ず処理されるだろう。
金正恩体制がより強固になったのは事実だが
どこまでこの体制で世界を渡り歩くことができるかは疑問。
映画で見るようなスパイがこの時代にも存在している
うそのようなほんとうの話なんですね
知らない場所で暗殺者が今も誰かを狙っているのかも。