世界で最も黒い物質『バンタブラック/Vantablack』の購入方法は?
2018/10/27
世界で最も黒い物質『ベンタブラック/Vantablack』
英ロンドン郊外で開催中のファーンボロー国際航空ショーに出展されて
話題を呼んでいる黒い物質が『ベンタブラック/Vantablack』と言うものある。
この物質は世界で最も黒い物質はまるでブラックホールのように光を吸い込み
この物質で塗装したものは、物体の形状を人間の目で見分けることはできなくなるほどなのです。
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ベンタブラック/Vantablackはナノ技術で直径2~3ナノメートル
バンタブラック/Vantablackは直径2~3ナノメートル(ナノは10億分の1)の多数のカーボンナノチューブ(筒状炭素分子)からできている
ナノチューブで出来た迷路に入り込んだ光はベンタブラックにぶつかるとそのまま迷い込んで出てこれなくなるという仕組みだそうだ。
光の99.96%を吸収
(参考までに黒い塗料や布地などに見られる通常の黒色は吸収率が95~98%)
右の黒い布と比べてもらうとわかるように凹凸のある物質に塗っても真っ黒すぎてまるで穴のあいてるように見えるのです。
「バンタブラック/Vantablack」と名付けられたこの塗料、ブラックホールのようですね。
光を吸収する為レーザー光線も吸収
光を吸収してしまうと言うことは上の動画のようにレーザー光までも吸収してしまいました。
英国、米国で最も黒い物質
開発元のサリー・ナノシステムズ社によれば、英国立物理学研究所や米国立標準技術研究所で試験されたなかで最も黒い物質だとのこと。
ナノ物質なので水も弾く
ごく小さなナノ物質である為に水も弾くほどなのです。
こんな塗料を潜水艦などに塗装すれステルス潜水艦になってしまいます。・・・ちなみに潜水艦の表面はゴム素材なのだそうですよ。
ベンタブラック/Vantablackの購入方法は?
残念ながら一般販売はされていないようです。
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ベンタブラック/Vantablackの用途は
航空機ショーでは、ナノ物質なので航空機のエンジンフィンなどに塗れば効率がアップするとか、ステルス戦闘機に塗ったりすると完全にレーザー吸収してしまうそうです。
ベンタブラック/Vantablackの主な用途は望遠鏡や空撮カメラなど不必要な光を制御するなど軍事産業や宇宙開発なども期待されている。
駅のホームの白線より先を塗装したら絶対に白線より先には出ななくなるかな・・・
新素材の開発はすごいですね。
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