金正男キムジョンナム氏が、マレーシアで殺害された
2017/02/21
故金正日(キム・ジョンイル)総書記の長男で、正男(ジョンナム)氏が13日午前、マレーシアで殺害された。
報道によると、
2人組は、北朝鮮の工作員でマレーシアの首都クアラルンプールでの犯行であった。
正男氏は、金正日(ジョンイル)総書記の長男だが、改革開放志向を持つとされ、金委員長との確執も伝えられていた。
遺体から毒物が検出されたと言う。
【名 前】金 正男 キム・ジョンナム
【生年月日】1971年5月10日 (45歳)
北朝鮮の第二代最高指導者金正日の長男
【生まれ】北朝鮮 平壌
【子】キム・ハンソル
【親】成ヘ琳、 金正日
【兄弟】金正恩、 金正哲、 金与正、 金雪松
【叔父】金平一、 金英逸、 金万一
「胖熊(バンユウ:肥った熊)」のニックネームで知られていた
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錯綜する情報
テレビ韓国
おととい、9時ごろ、クアラルンプールの空港で2人組の女に毒針で刺されたという
中央日報
マッサージをするといい近づいた女に目隠しをされ鵜でに毒針を刺された
時事通信
金 正男氏の頭に化学物質を含んだ布をかぶせた
共同通信
金 正男氏の顔にスプレーを吹きかけ、苦痛を訴え空港の医務室でなくなった
事件の流れ
2017/02/13午前 故金正日キム・ジョンイル氏の長男 金正男ジョンナム氏が13日、マレーシアで殺害される。
2017/02/15 殺害の実行犯の2人の女は口封じの為にすでに死亡した
2017/02/15午後 殺害の実行犯は6人で(男4、女2)で実行犯の女1人を拘束したとの報道
正男氏 暗殺の理由
正男氏は過去に北朝鮮の3世代世襲を非難したことがある。
3世代世襲にもっとも否定的だった金正日がこれを押し切ったのには内部的要因がある
このようなことが原因で、正男氏の北朝鮮の資金源は遮断され
北朝鮮から再三母国に家族全員で帰国するよう召喚命令が出ていたが正男氏は拒否していた。
もし北朝鮮に戻れば投獄か処刑されるのではとの恐れで拒否し続けていた。
正男氏は手紙を送り金正恩氏に許しを請うていたと言われていた。
また、韓国に亡命も噂されており、もし韓国に亡命し北朝鮮へのクーデターや新政権を起こした場合
金正恩にとっては一番の脅威となる。このことを恐れて暗殺を企てたのではないかと言われ
北朝鮮では、これらのことが原因で5年前から暗殺計画を立てずっと狙っていた。
金家系図
北朝鮮の金正恩氏とは異母兄弟にあたる正男氏。
日本にたびたび来るなどしていたが日本で偽造パスポートが逮捕され国外退去させられたことがあり
この件で金正恩氏とは確執をもっていた。
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まとめ
スパイ映画を地でいくようなこの事件
異母ではあるが兄を暗殺した弟
北朝鮮では兄の存在は公にはされていない
これが韓国からの放送などで北朝鮮でも噂になることはあっても市民は口にすることはない。
北朝鮮でも金正日の子、で兄を暗殺したことが判れば正恩氏の進退も関係するが、この事件は表に出ず処理されるだろう。
金正恩体制がより強固になったのは事実だが
どこまでこの体制で世界を渡り歩くことができるかは疑問であり。
世界相手に暴発しないようにしてほしいものだ。