缶詰のゴキ→ハエの次は蜘蛛!はごろもフーズの混入ラッシュ
はごろもフーズが三重県桑名市の工場で2015年7月に製造した、フルーツの缶詰にクモとみられる虫1匹が混入していたことが4日分かった。
これは、岡山県倉敷市内のスーパーで販売された同社の缶詰。
はごろもフーズでは14年12月製造のツナ缶にゴキブリとみられる昆虫1匹が混じっていたことが10月下旬にも発覚している。
フルーツ缶を購入した同市の40代男性によると、同社は「ほかの商品に混入した恐れはなく、会社の基準を満たさない」
との理由で公表していない。
同社から男性への報告書などによると、混入した商品は「朝からフルーツみかん190g缶」
15年11月、男性から「缶を開けたら虫が入っていた」との連絡を受けた同社が調査したところ、クモとみられる虫の混入を確認。製造工程の一つの加熱殺菌を経ていると推定され、この虫は製造室内に侵入、製品に混じったと判定した。
山陽新聞社の取材に対しても、はごろもフーズは「お客さまの個別案件であり、報道への回答は差し控えたい」としている。
ツナ缶からゴキブリとみられる虫が見つかった問題で同社は10月28日、清水区にある下請け業者での製造を当面休止すると発表している。