神宮外苑火災事故「素の家」の東京デザインウィーク 2016運営陣や大学の言い訳
2016/11/27
燃えたのは、ジャングルジム形の骨組みの中心部分をかんなくずのようなもので飾り付け、LED電球を上からぶら下げてライトアップするアート作品。四谷署によると、白熱電球が付いた投光器は植木鉢状の容器に入れられ、作品の入り口からみて奥の方に置かれていた。本来は夜間作業用に現場に持ち込まれ、ライトアップには使わないものだったが、出火当時は下から木くずを照らしていた。
制作に携わった日本工業大学の学生の一人は署に、「午後4時半すぎに投光器をつけた。作品内で使用したのは(火災が起きた)6日が初めてだった」と話したという。6日の日の入りは午後4時41分ごろ。火災はこの三十数分後に発生した。
主催者「全作品のチェックは困難」
「貴い5歳のお子様が亡くなられ、ざんきに堪えず、重く受け止めています。申し訳ございませんでした」と謝罪ているが
「作品にとがった部分がないかや、高さなどは確認しているが、全部で600点ある作品の一つ一つを詳しくチェックするのは困難だった。アート作品なので、主催者側からデザインについて、いろいろ注文をするのも難しい」と述べている
・警備とかスタッフなどを配置していないのが主催者側の問題ではないでは
学生作品展のエリアの責任者
学生作品展のエリアの責任者を務める多摩美術大学の田淵諭教授も川崎社長とともに取材に応じ、「展示は消防法にも照らして問題ないように準備してきた。照明など電気を使う場合は電圧に制限も設けていた。火災が想定されないかは開催前から十分確認していた」と述べました。
・開催時間は11:00 ~ 21:00暗くなることを想定していなかったのか
学生が所属する日本工業大学
大学の説明によりますと、作品を出展したのは工学部建築学科の学生が中心となって作る新建築デザイン研究会という部活動だったということです。この部活動は、ことし5月の時点で、1年生から4年生までの学生34人が参加していて、今回のイベントにはここ数年、続けて作品を出展していたということです。また、作品の詳細やどのような安全対策をとっていたのかについては把握できていないということですが、この部活動の部長を務める3年生の男子学生は、大学に対し、「白熱電球は使っておらず、LED電球1個を使っていた」と話しているということです。
実際は白熱電球使っていた
白熱電球といっても工事現場で使う投光器方面温度は200度になると言う。
工学部建築学科の生徒なのにそれぐらいのことに気が付かなかったのか
目撃者「イベントの演出かと思った」
燃えた展示物は人の背丈より高く四角い枠を組み上げて作ったジャングルジムのような形をしていたということです。「火の中に子どもがいる」という助けを求める声や救急車を呼ぶ声が聞こえたということです。そして、若い男性など10人ほどが水をかけたり消火器を使って懸命に火を消そうとして、展示物を持ち上げて横倒しにしたということです。10m以上の炎
現場近くにいたという来場者の男性は、「火が出た時、子どもなど複数の人が展示品の上の方に逃れようとしていて、子どもを救助するのを手伝いました。逃げ遅れた人はいないと思っていましたが、消火活動が終わったあとに亡くなった子がいたと聞き、気が動転して、あとのことは覚えていません」と話していました。
勇敢に火を消すだけで一杯一杯だろう。
中に人がいるなんて思わないよな。
日本工業大学の「素の家」はパクリ?
谷尻誠氏(建築家)「マウンテンジム」の盗作疑惑